【GAS】スクリプトエディタの基礎、使い方

本記事では、GAS(GoogleAppsScript)のスクリプトエディタの開き方、使い方などの基礎的なことを紹介いたします。

スクリプトエディタとは

スクリプトエディタとは、GASのスクリプトを記述し、保存するためのエディタです。Googleアカウントさえあれば、誰でも無料でブラウザから利用することができます。

また、ログの記録やデバッグ機能も標準搭載されているので、他の言語でプログラミング開発をされてきた方も、それらと同じような感覚でスムーズにGASでのプログラミングをはじめることができます。

さらに、Chromeの拡張機能(アドオン)を追加することにより、テーマの変更やGithubとの連携なども行うことができるようになります。様々な機能で私たちの開発をサポートしてくれる、GAS開発の強力なパートナーと言えます。

スクリプトエディタの種類

スクリプトエディタは、その作成方法や役割により、大きく以下の二つに分類されます。

  1. スタンドアロンスクリプト
  2. コンテナバインドスクリプト

スタンドアロンスクリプトとは

スタンドアロンスクリプトとは、名前の通りスタンドアロン(孤立・独立)なスクリプトです。特定のスプレッドシートやドキュメントなどとは結びついておらず、独立して存在しています。スタンドアロンスクリプトを作成するには、GASのhomeから「新しいプロジェクト」をクリックします。

コンテナバインドスクリプトとは

スタンドアロンスクリプトが特定のスプレッドシートやドキュメントなどとは紐づいていないのに対し、コンテナバインドスクリプトは、何らかのファイルに明示的に紐づけられています。スプレッドシートに紐づいたコンテナバインドスクリプトを作成するには、そのスプレッドシートの「ツール」タブから「スクリプトエディタ」を開きます。

スタンドアロンとコンテナバインドの違いや使い分け

スタンドアロンスクリプトとコンテナバインドスクリプトには、いくつかの相違点があり、使い分けが必要です。以下に、両者の違いと共通点の例をまとめています。

スタンドアロンスクリプト コンテナバインドスクリプト
トリガー「起動時」の利用 ×
トリガー「編集時」の利用 ×
getActiveSpreadsheet()の利用 ×
スプレッドシート独自関数の作成 ×
時間ベースのトリガーの利用
Webアプリケーションの作成

スクリプトエディタの開き方

スクリプトを記述して保存したスクリプトエディタをもう一度開く方法は、スタンドアロンの場合とコンテナバインドの場合で異なります。

スタンドアロンスクリプトの場合

Googleドライブにファイルが保存されていますので、ファイル名による検索や「最近使ったアイテム」などから当該のファイルを見つけ、開くことが出来ます。

コンテナバインドスクリプトの場合

Googleドライブから、当該スクリプトの紐づいているスプレッドシートやドキュメントなどをファイル名による検索や「最近使ったアイテム」などから見つけて開き、「ツール」タブから「スクリプトエディタ」で開くことが出来ます。

スタンドアロンはGoogleドライブにファイルそのものがあり、コンテナバインドは紐ついているファイルから開く、という違いがあります。

スクリプトエディタで作成できるもの

スクリプトエディタでは、以下の3つを作成することが出来ます。

  1. プロジェクト
  2. スクリプトファイル
  3. HTMLファイル

スクリプトエディタの「ファイル」から「New」を選択すると、これらが作成できることが確認できるはずです。

プロジェクト

プロジェクトとは、一つ以上のスクリプトファイルやHTMLファイルで構成されています。スクリプトエディタの初期画面はプロジェクト全体を表示しているため、「スクリプトエディタを開く」ということは「プロジェクトを開く」とも言い換えられます。

スクリプトファイル

拡張子「.gs」で表現され、GASを記述するためのファイルです。スクリプトエディタを新規に開いた時には「コード.gs」というファイルがはじめから用意されていますので、そのファイル内に記述をすることで開発をスタートさせることが出来ます。

HTMLファイル

こちらの記事でも紹介したように、HTML/CSSの知識があれば、GASと組み合わせることでWebアプリケーション開発を行うことが出来ます。

GASでできること、操作できるアプリケーションまとめ

Webアプリケーションの開発をする場合には、このHTMLファイルへ記述をすることになります。

スクリプトエディタの使い方

以下に、サンプルのスクリプトを用意しました。

https://script.google.com/a/meta-reputation.co.jp/d/1lTM7_sApHPpp4IfuzJ1jSUQCHAGSRA-5t4pez-yBv8c0lZMUZowag0Jv/edit

お勤め先のセキュリティ規定によってはアクセスできない場合があります。ご了承ください。

こちらのURLを開いていただき、「▶︎」のボタンをクリックすることでスクリプトを実行できます。今回は、”Hello,GAS!”というメッセージをログに残すだけのシンプルなスクリプトを用意しています。実行した後に、「表示」から「ログ」を開くと、実行した時間と”Hello,GAS!”が表示されるのをご確認ください。

GASの開発にあたっては、この「実行」と「ログの確認」を交互に行い、実現したい機能を作っていくことになります。

また、このスクリプトエディタは、「ファイル」の「コピーを作成」からご自身のドライブ内に複製することが出来ます。複製後は自由に編集が行えますので、”Hello,GAS!”の部分をお好きなフレーズに書き換えて実行し、ログもそのように変わることをお試しください。

Githubのご案内

上記URLにアクセスできない方向けにGithubにも同じスクリプトを保存いたしました。

https://github.com/kakkiichan/gas_hajimete

こちらのURLから「コード.gs」をコピーし、ご自身のドライブ上にスタンドアロンスクリプトを新規に作成いただき、貼り付けていただければ同じファイルが作成できます。

「はじめてのGAS」次の記事

【GAS】JavaScriptの入門、基本

 

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社メタレピュテーション代表取締役 生産性向上コンサルタントとして、働き方改革に役立つ人事制度設計やプログラミングによる業務効率改善に関する情報を発信。また、統計学や機械学習による、ビジネス課題の把握や改善策の提案。 WACA認定上級ウェブ解析士、JDLA E資格、応用情報技術者