本記事では、JavaScriptの配列について紹介していきます。
配列とは
JavaScriptにおける配列とは、いくつかのデータをまとめて格納する方法の一つです。同種のデータが大量にある場合、それぞれを格納する変数を宣言して用意するのは大変ですし、非効率です。配列を利用することで、それらをまとめて取り扱うことができるようになります。
配列の記載方法
配列は、以下のように角カッコ([])を用いて記載します。
角カッコの中身はカンマ区切りで要素を追加していきます。今回は動物たちの名前(文字列)を格納しています。ちなみに、「配列」は英語では”array”と呼ばれ、上記コード中の”arr”はその略称です。
配列の要素の参照
配列の各要素に対して先頭から順に0,1,2….と割り振られている数字のことを「インデックスキー」と呼びます。先頭が1ではなく0から始まる点に注意して下さい。配列の各要素へアクセスして参照するには、以下のように配列名に角カッコでインデックスキーを指定します。
今回はmyanimalという名前の変数を用意し、「arr1[0]」を代入しています。arr1[0]は、「arr1という配列のインデックスキー0の値」を表しています。インデックスキー0が指定されていることで、arr1の先頭の要素である「こぶた」がコンソールに出力されています。
やってみよう
myanimalで指定しているインデックスキーを1,2,3に変更し、コンソールに出力される結果が変わることを確認して下さい。
配列への値の代入
配列へ値を代入する際には、配列名とインデックスキーを用いて行います。
上記コードのように、配列名とインデックスキーを用いて、代入したい配列とその中の要素の位置を指定することで値を代入することが出来ます。すでに要素が代入されているインデックスであれば、新しく代入した値に上書きされます。また、まだ要素が代入されていないインデックスであれば、新しく要素が追加されます。
今回の元配列は値が4つしかなく、インデックスキーは0〜3までしかありませんが、インデックスキー4を指定することにより、配列のサイズを広げ、値を追加することができました。
やってみよう
インデックスキー1〜3を指定して、今ある配列の要素を上書きして下さい。また、まだ要素がないインデックスを指定して、配列に要素を追加して下さい。